はじめに
災害はいつ起こるか予測ができません。そんな時に頼りになるのが、24時間営業で身近にあるコンビニです。普段の買い物ついでに揃えられる防災グッズは、非常時に大きな安心につながります。
本記事では、コンビニで買える防災グッズをまとめ、活用のコツや高齢者・子ども向けの工夫も紹介します。
コンビニで防災グッズを揃えるメリット
- 24時間営業でいつでも購入できる
- 少量パックが多く、持ち運びやすい
- 食品や日用品と一緒に購入可能
- 店舗数が多く、災害直後でも比較的アクセスしやすい
コンビニ別おすすめ防災アイテム
セブン-イレブンで買える防災グッズ
- ミネラルウォーターやスポーツドリンク
- レトルト食品・缶詰・パックご飯
- モバイルバッテリーや乾電池
- カセットガスボンベ
ファミリーマートの防災グッズ
- レトルト味噌汁やスープ類
- パンや栄養補助食品(長期保存可能なもの)
- マスク、アルコール除菌ウェットティッシュ
- 衛生用品(絆創膏やハンドジェル)
ローソンで買える防災グッズ
- 缶入りパンや保存食スナック
- アルミブランケット(店舗による)
- カップ麺やインスタント食品
- 簡易調理に便利なキッチン用品
コンビニ防災グッズ 比較表
項目 | セブン-イレブン | ファミリーマート | ローソン |
---|---|---|---|
飲料水・飲料 | ◎(ミネラルウォーター豊富) | ◎(スポーツドリンクもあり) | ◎(小容量ペットボトルあり) |
食品(保存性) | ◎(レトルト・パックご飯) | ◎(パン・味噌汁) | ◎(缶入りパン・スナック) |
衛生用品 | ○(マスク・除菌グッズ) | ◎(除菌ウェットティッシュ豊富) | ○(一部店舗で取り扱い) |
防寒・生活用品 | ○(カセットボンベ) | △(店舗により差あり) | ◎(アルミブランケット) |
スマホ充電関連 | ◎(モバイルバッテリー) | ○(乾電池メイン) | ○(店舗により簡易充電器あり) |
非常時にすぐ役立つアイテムの活用シーン

- 飲料水や食品:断水・停電時に必須
- モバイルバッテリー:情報収集や連絡手段を確保
- マスクやティッシュ:避難所生活での感染症予防
- アルミブランケット:体温保持に効果的
高齢者向けに備えたいアイテム
- やわらかい食品:ゼリー飲料やスープなど、噛まずに摂れる食品
- 常備薬の管理:ピルケースや飲み水と一緒に準備
- 歩行補助や靴:スリッパや滑りにくい靴が安心
- 軽量な飲料パック:持ち運びやすい小容量の水やお茶
子ども用に備えたいアイテム
- 粉ミルクや離乳食:コンビニでも一部取り扱いあり
- お菓子やジュース:不安を和らげるためのおやつ
- おしりふきやオムツ:衛生面で必須
- 小さなおもちゃや絵本:避難生活のストレス軽減に役立つ
コンビニ防災グッズを日常で活かすコツ

- ローリングストック:普段から買い置きし、消費と補充を繰り返す
- 消費期限をチェック:レトルト食品や水は期限管理が重要
- 持ち出しやすい収納:リュックやボックスにまとめて保管
よくある質問(Q&A)
Q1. コンビニだけで防災グッズは揃いますか?
A. 最低限の水・食料・衛生用品は揃えられます。特に1〜2日分の備えなら、コンビニだけでも十分対応可能です。ただし、長期避難や家族全員分の備蓄となると量が不足しがちです。その場合は、ホームセンターやネット通販で大容量の水や保存食、防災専用グッズを組み合わせると安心です。
Q2. コンビニの防災グッズは高いですか?
A. 少量パック中心なので単価はやや割高ですが、その分持ち運びやすく、災害時の“即戦力”になります。普段の買い物で少しずつ追加購入する「ローリングストック」を意識すれば、経済的な負担も抑えつつ備えられます。
Q3. 子ども用や高齢者向けの商品も買えますか?
A. 離乳食やゼリー飲料、小容量飲料などは一部の店舗で購入可能です。ただし、需要が集中すると品切れになりやすいため、日常から少し多めに買い置きしておくと安心です。オムツや薬類は必ず事前準備をおすすめします。
Q4. 災害直後でもコンビニは開いていますか?
A. 停電や配送の状況により営業状況は異なります。ただし、大手チェーンは災害時の供給体制を整えており、非常時にも早期に営業を再開するケースが多いです。事前に自宅や職場近くの複数の店舗を把握しておくと、いざという時に役立ちます。
まとめ
- コンビニは「日常の延長でできる防災」の強い味方
- 特別な準備が難しい人でも、少しずつ揃えられる
- 高齢者や子ども向けの工夫を加えると、さらに安心感が増す
- Q&Aで紹介したように、コンビニだけでは不足する部分もあるため、他の備えと組み合わせるのがベスト
- まずは身近なコンビニで「防災アイテムを1つ追加購入」から始めよう
災害は待ってくれません。今日からできる備えを、コンビニで気軽にスタートしましょう。
私自身も、水やモバイルバッテリーなどは普段からコンビニで買い足して備えています。特別な準備を一度に整えるのは大変ですが、日常の買い物の延長で少しずつ備えを重ねていけるのは大きな安心につながります。
被災経験のある知人から「コンビニが開いていて助かった」と聞いたこともあり、やはり身近な店舗を味方につけることが重要だと感じました。これからも、無理なくできる備えを続けていきたいと思います。